手作り石けん

【簡単!】オリーブオイル使用!手作り石鹸作り方(苛性ソーダ使用)

2020年2月24日

手作り石けん コールドプロセス製法 作り方

さて、前回までで手作り石鹸の材料や道具についてや購入場所、そして苛性ソーダの購入場所や購入方法、苛性ソーダの取り扱い方、苛性ソーダ(アルカリ)の計算方法などを見ていきました!

まずは、オプション類(ハーブなど)を入れないで作る基本中の基本の作り方の手順をご紹介していきます!

基本がわかればあとは応用ですので、まずは前回までのいろいろな基本事項と今回の基本の作り方を覚えたうえでハーブ石鹸などの知識をお伝えしていきたいと思いますので、手作り石鹸の基本の作り方をしっかりと覚えてくださいね!

【簡単!】オリーブオイル使用!手作り石鹸作り方(苛性ソーダ使用):初めに手作り石鹸を作る場所と服装チェック!

コールドプロセス製法の手作り石鹸を作る場合は何よりも作業場所と服装の確認をします。

なぜ確認をするか?
それは、手作り石鹸はとても強いアルカリの性質をもった苛性ソーダを使用します。苛性ソーダは触れると火傷をしたり物につくと腐食したりしますので作業場所や服装はとてお大切になります。慣れてくると忘れがちになりますが、苛性ソーダを扱う上ではとても重要なことになりますので覚えておいてくださいね。

作業場所の確認事項
換気をしているか。
作業台に新聞紙又は厚手のテーブルクロスを敷いてあるか。
・周りに余計なものは置いてなく落ち着いて作れる環境か。
・作用場所の温度は25度前後か。(このくらいの温度で作るのがベストです!)

場所の確認が終わったら服装のチェックです!
・露出の高い服ではないか。
・薄手のものでも構わないので長袖か。
・裸足ではなくスリッパや靴下を履いて足も保護できているか。
・エプロンをしているか。又は汚れてもいい服装か。

ここまでの準備がとても大切になりますので必ずチェックしてくださいね。


【簡単!】オリーブオイル使用!手作り石鹸作り方(苛性ソーダ使用):手作り石鹸の作り方・材料と道具の確認!

場所と服装のチェックが完了したら、手作り石鹸を作る道具と材料の確認です!詳細は別途説明してますのでまだご確認いただいてない方はそちらも併せてご覧ください(→オリーブオイル等を使った手作り石鹸の材料・道具について!

手作り石鹸に必要な道具の確認!

・石けんを混ぜるための《ポリプロピレン製or耐熱ガラスorステンレス製のボウル1個》
・温度計 2本 ・ステンレス製のボウル 2個 ・計量カップ 500ミリ程度入るもの 2個
・シリコン製orステンレス製の泡だて器 1本  ・ゴムベラ 1本
・耐熱容器(500ミリ程度入るもの) 1個   ・計量スプーン(大匙) 1本
・柄の長いステンレス製のスプーンまたはステンレス製のミニ泡だて器 1本
・はかり  ・IHヒーター(ガスコンロはNG) ・牛乳パック又は専用の型 ・ラップ
・ゴム手袋 ・エプロン ・ゴーグル ・マスク
・使用した道具を拭くようの新聞紙又はキッチンペーパー
・使用済みの道具を洗う食器洗い用の洗剤と食器洗い用のスポンジ

手作り石鹸に必要な材料の確認!

・植物油脂(オリーブオイル、ココナッツオイル、パーム油など)
・苛性ソーダ ・精製水

手作り石鹸制作後に使う道具

・保温時に使うタオル、保温箱(発砲スチロールや段ボール)など
・石鹸保温後カットするときにに使用するゴム手袋やナイフ、まな板
・乾燥させるための《すのこ》など

さぁ、準備と道具、材料がそろったら早速手作り石鹸づくり開始ですので、手作り石鹸の作り方の手順を見ていきましょう!


【簡単!】オリーブオイル使用!手作り石鹸作り方(苛性ソーダ使用):手作り石けんの作り方の手順書!

さて、ここでは手作り石鹸の作り方の手順をご紹介していきます!
作り方の順序は作る人により多少順番が変わってきます。
どの方法が間違いとかではなくそれぞれ何回も作っていくうちに自分でやり易い手順で作っていきます。

ですので、ここを読んでからお教室に行かれる場合、順番ややり方が違う可能性がありますが、どちらも間違いではありませんのでそのことだけは頭の片隅に置いておいていただければと思います。

コールドプロセス製法の手作り石鹸の作り方

換気がされ、作業準備が整った場所にて作業を開始します!

① エプロン、ゴーグル、マスク、ゴム手袋を着用します。

【植物油脂を計量】
② 使用する植物油脂を一つのボウル(一番大きなボウル)に計量します。
(一つずつ他の計量カップに入れて計量してからボウルに移した方が初めはやり易いです!)

【苛性ソーダ水溶液を作る】
③ 苛性ソーダを耐熱容器に計量します。
④ 精製水を計量カップに計量します。
(シンク又は耐熱容器が入る大きさのボウルに3の苛性ソーダの容器をおいて、精製水を入れ柄の長いステンレススプーンまたはステンレスの小さな泡だて器でかき混ぜます。)
(この時温度が80度近くまで一気に上がり、むせるような臭いがしてきますので顔はあまり近づけないこと!)

⑤ 苛性ソーダを45度くらいまで冷まします。
(ボウルに保冷材やお水を入れると早く下がりますが様子を見ながら行ってください)

【植物油脂を温める】
⑥ 苛性ソーダを冷ましている間に、2のオイルを湯煎で45度まで温めます。
(IHヒーターにお鍋又はステンレス製のボウルに水を入れて、2で計量したすべてのオイルが入ったボウルを上に乗せてて温める)

【苛性ソーダ水と植物油脂を混ぜ合わせる!】

⑦ 苛性ソーダ水と植物油脂がだいたい45度前後になったら、泡だて器でゆっくりとかき混ぜている植物油脂の入っているボウルに苛性ソーダ水溶液を連続的に流し入れる!

Point!! ボウルの中で泡だて器でかき混ぜているところに入れるので、苛性ソーダ水溶液を持っている手は同じ場所からゆっくりと少量ずつ全体にいきわたらせるイメージで連続的に入れていくのがポイントです!

⑧ 苛性ソーダ水溶液を入れ終わったら、15分~20分ゆっくりとかき混ぜ続ける。
(初めの5分は手を休めずにかき混ぜ、その後は疲れたら少し休んで再度かき混ぜれば問題ありません)

【トレースが出たら型入れ】
⑨ トレース(オイルと苛性ソーダ水を混ぜているとトロっとしてきます。かき混ぜている記事を持ち上げて線を描いたときに線が残るくらいまでかき混ぜます)がでたら牛乳パックなどの型に流しいれて牛乳パックの空いている口をガムテープなどで止めて中身が出ないようにします。

*オプション類(アロマや色付けの為の色材など)はこのトレースが出てから基本的には入れます。

【保温作業・カット・乾燥作業】

⑩ タオルなどにくるみ最低24時間保温箱に入れて保温します。

⑪ 24時間後保温箱から肩を出し、手袋をしてから石けんを型から出します。
(型から出しにくい場合は1~2日置いておくと出しやすくなります)

⑫ 手袋をしたまま石けんを好みの個数にカットします。
(やわらかくてカットしにくい場合もまた1~2日乾燥させておくとカットしやすくなります)

⑬ カットしたらすのこなどに並べて日の当たらない涼しい場所で4週間乾燥させたら出来上がりです!

⑭その後はクッキングシートなどにくるんで冷暗所に保管し、1年以内に使い切ってください!

以上が手作り石けんの作り方になります。こうやって見てみると初めは項数がいっぱいあって戸惑ってしまうかもしれませんが初めはゆっくりと確認をしながら行ってくださいね。

ラストにまとめとして覚えるポイントを載せてますので、併せてご覧ください。次に、片付けのポイントも載せてますので必ずご確認ください!!

手作り石けんの作り方!片付け編

コールドプロセス製法の手作り石けんを作った後の型付けについての詳細です。

手作り石けんを作り終えたら使用した道具を片付けますが、その時も必ずゴム手袋をしたまま作業を行ってください!

片付けの方法
・使用したすべての道具を必ず新聞紙又はキッチンペーパーできれいに拭き取ります。
・拭き取ったら、中性洗剤をつけて石けん作り専用のスポンジで洗い流してください。

ポイントはきれいに拭き取ることです!
拭き取らないまま洗い流してしまうと、排水管に詰まってしまい最悪業者さんを呼んで対応になります。

ですので、きれいに拭き取り、中性洗剤で洗い流しましょう!


【簡単!】オリーブオイル使用!手作り石鹸作り方(苛性ソーダ使用):手作り石けんの作り方の手順のまとめ

手づくり石鹸って意外と大変!?と初めは思うかもしれませんが、手順を覚えてしまえば難しくも大変でもなくなります!

が、やはり初めのうちは手順を覚えるのが私自身も大変でした。

ですので少し手間ですが、自分で簡単にノートか何かに自分がわかりやすく手順を簡潔にまとめてそれを見ながら行っていく方が手順を間違いなく覚えられます。

私もそうでしたが、人が作ったものを見てやるよりも自分ノートが一番わかりやすく尚且つ、早く手順を覚えられるポイントでした。

誰に見せるわけではないので、箇条書きに簡単に書くのがポイントです!
・オイル(計量、湯煎)、苛性ソーダ、水(精製水)(計量してシンクで溶かす!)

・45度まで温度揃える!

・オイルに苛性ソーダ入れて20分混ぜる!・・・など自分がわかりポイントだけ書き込んでおくとか・・・

ぜひ、手作り石けん専用のノートを作って道具や材料、そして手順を自分好みにアレンジしてぜひ作ってみてくださいね!

本日も最後までご覧くださいましてありがとうございました!


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