手作り石けんのオプション

インフューズドオイル(ローズ・カモミール等)石けんの作り方・冷浸法等

2020年4月5日

さて、今回は手作り石けんのインフューズドオイルについてみていきたいと思います。

前回は手作り石鹸の水分をハーブティーに変更する方法を見ていきましたが今回はハーブを使用してオイルに漬け込んだりするインフューズドオイルについてです。

インフューズドオイルといっても実際には冷浸法、温浸法、LLi抽出法などがありますのでそれぞれどんな風に違うのかを何回かに分けて見ていきたいと思います!

インフューズドオイル(ローズ・カモミール等)石けんの作り方・冷浸法等:インフューズドオイルとは?インフューズドオイルの種類は?

まずインフューズドオイルとは何のことを言うのでしょうか?
インフューズドオイルとは・・・浸出油のことです。字のごとく油に浸して出すです。
ハーブをオリーブオイル等の植物油に漬け込んでハーブのエキスを染み込ませます。

ただしハーブにはもともと水だけに溶けだす水溶性の有効成分と油にだけ溶けだす油溶性の有効成分があります。

前回のハーブティーで取り出せるのが水溶性の成分となり浸出油で取り出せるのが油溶性の成分となります。

では水溶性の有効成分と油溶性の有効成分両方含まれた石けんを作りたい場合はハーブティーと浸出油を使用しなければいけないの?と思うかもしれませんが水溶性の有効成分と油溶性の有効成分両方が一度に抽出できるインフューズドオイルの手法があります。

数年前にcedarfarmの長島 司先生が考案されたLLi製法です。こちらはエタノールを使用されて取り出す方法となってます。

こちらの講座は生活の木(表参道本校)などで考案者の長島 司先生が不定期で講座をされています。考案者の先生から直接教えていただけるのでこの手法について知りたいかはその講座を受講されてみるのがお勧めです!

そして今回は冷浸法のインフューズドオイルのやり方などを見ていきます!

インフューズドオイル(ローズ・カモミール等)石けんの作り方・冷浸法等:インフューズドオイル①《冷浸法》とは?

手作り石鹸作りのインフューズドオイルでの一番手軽な方法【冷浸法】についてを見ていきます。

作り方としては一番簡単な方法となりますが、時間が一番かかる方法です。

冷浸法のインフューズドオイルとは・・・熱を加えないでハーブの有効成分を取り出す方法になります。

基本的にはどのハーブでも可能ですが、硬い実などはすり潰して抽出することをお勧めします。

作り方も簡単ですが漬け込むオイルは酸化しにくいオリーブオイルや椿油、こめ油などがお勧めとなっております!

インフューズドオイル(ローズ・カモミール等)石けんの作り方・冷浸法等:インフューズドオイル①《冷浸法》の作り方!

準備する物
・お好みのハーブ(有機栽培やオーガニックのもの)
・植物油
・漬け込む瓶*漬け込む瓶は蓋が金属のものだと錆びてしまうのでプラスチック製のものがお勧めです!
金属製のものの場合は蓋をする前にラップをしてから蓋をしてください!

 

下準備
・硬い実のハーブはすり鉢などですり潰しておく
・使用する瓶は洗ってしっかり乾かしておく→水分が残っていると腐食の原因となります
余裕があれば煮沸消毒をしておくことをお勧めします!

 

作り方
・煮沸消毒した瓶にハーブを瓶の半分前後入れる(お好みでOK!)
・植物油を瓶の方口まで注ぎます
(なるべく空気が入るスペースがない方がいいです)
・2週間~4週間漬け込みますが、朝晩の2回瓶を上下などに振ります。
(夏は2週間でもOK!冬場は4週間以上必要になります)
・4週間たったらコーヒーフィルターや排水ネットなどで漉します。・余裕があれば抽出後のオイルでもう一回同じようにハーブを漬け込むと質のいいインフューズドオイルが出来上がりますよ!【保管場所】
冷暗所でかならず保管します
日光に当たる場所ではオイルが酸化してしまいます。
大昔は坪か何かで抽出していたらしく日光の当たる場所でと言われていたそうです。

時間をかけてゆっくり抽出する方法になります。
すぐに出来ないですがオイルに熱を加えないコールドプロセス製法で使用できるオイルなので劣化しないので初心者には時間はかかりますが手軽なのでおススメの方法です!

インフューズドオイル(ローズ・カモミール等)石けんの作り方・温浸法冷:インフューズドオイル①《冷浸法》に向くハーブは?ローズ?カモミール?

さて、冷浸法で作るインフューズドオイルに向くハーブをご紹介していきます!

乾燥ハーブを手に取って香を嗅いでみるとふわっといい香りがするハーブが沢山あります。
石鹸作りでもアロマを入れずともハーブの香りをそのまま残せたらうれしいですよね!

でも残念なことに冷浸法だと香りが取れるものがあまりないんです。

冷浸法で一番香りが取れるのはカモミールです。
残念ながらローズやラベンダー、ミントなどのハーブはその香りがほとんど残ってくれないんです。

ですが、油溶性の成分は溶け出ているといわれていますのでその成分を期待してこちらの冷浸法で作ることになります。

精油(エッセンシャルオイル)があるハーブはその精油(エッセンシャルオイル)を加えて香りも楽しんでみてください!

それでは最後までご覧下さいましてありがとうございました。

 

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