さて、今回は石鹸作りと同じように自分で作れるエタノールを使用した消毒液の作り方を見ていきます。
一時期よりお店にも出回っているエタノールや手指消毒剤。
見つけたときに購入しておかないと次に行ったときにある保証はコロナウィルスのおかげで本当にありませんよね。
今まで自分でエタノールを使用して作ったことがないという方に向けて今回はエタノール(高濃度アルコール等)を使用したエタノールの消毒液の作り方についてみてきたいと思います!
目次
エタノール消毒液作り方(濃度・希釈)とエタノール容器について!:購入方法はウェルシアや生活の木など!
エタノール本当に売り切れが続いてますよね・・・
今まではたまたま売り切れていることがあったとしても次の日には入荷されたり、他のお店に行けばすぐに購入できる品物でした。
ウェルシアなどのドラッグストアに行っても、生活の木の通販サイトをみてもほぼ売り切れている状態です。
最近では臨時的に酒造メーカーが高濃度アルコールを生産することが許されて販売されたりもしてますが、基本は医療現場への供給が優先なので一般での販売は限られた本数になっているのでどちらにしても手に入りずらい状態です。
その反面、ジェル状の手指消毒剤の販売がされておりこちらのタイプの方が最近ではドラッグストアなどでは入手しやすい状態となっているような気がします。
が、やはりエタノールが手に入る場合もありますよね。
そんな時はエタノールとこちらも品薄になってしまっている精製水を併せて購入するのがいいかと思います。
店舗では・・・生活の木
またドラッグストア各社・・・
ウェルシアやサンドラッグ・マツキヨ・調剤薬局でも取り扱のある場合もあります。
通販での購入は・・・生活の木・オレンジフラワー・カフェドサボン・マンデイムーン
アマゾン・ルアナリーフ・自然化粧品研究所・セブンモールなどで販売されています。
楽天のサイトで検索すると上記店舗がほぼいっぺんに検索できますよ!
そして実はエタノールと一言でいっても種類がありますのでご注意いただくために、簡単にまとめますね↓!
エタノール消毒液作り方(濃度・希釈)とエタノール容器について!:無水エタノール・エタノール・消毒用エタノールって?
さて、エタノールと一言で言っても4つに分類できます!
(以下で出てくる Vol%はアルコール濃度を指します)
【第一級アルコール】※酒税法適用
・無水エタノール(99.5Vol%)
・エタノール(95.1~96.9Vol%)
・消毒用エタノール(76.9~81.4Vol%)
【第二級アルコール扱い】※酒税対象外の為低価格で購入が可能!
・消毒用エタノールIP(76.9~81.4Vol%)(添加物・イソプロパノール3.7Vol%)
*一般的にエタノールの原料はサトウキビやトウモロコシから作られています!
トウモロコシってジンやウォッカなどの原料でもあるよね?とお酒好きの方は気づかれたかと思います。
ですので現在、ジンやウォッカを製造する免許のある酒造メーカーに国から臨時的に高濃度アルコールの生産の依頼がいっている理由がわかりますよね。
エタノール消毒液作り方(濃度・希釈)とエタノール容器について!:コロナに有効なエタノールの希釈濃度は?
さて、上記エタノール類はすべて手指消毒やドアノブなどの消毒に使用できますが手に入れたエタノールの種類によりそのまま使うのか、希釈して使用するのかに分かれます。
なぜならもうご存じの通りコロナウィルスに有効なアルコール度数は一般的には70%くらいといわれていますよね。
無水エタノール原液のままですとすぐに蒸発してまうので70~80%近くまで希釈する必要があります。
実際にどのくらいのアルコール濃度で効果が出るのかなどを北里大学の大村智記念研究所 ウイルス感染抑制学研究室I 片山和彦教授の研究グループが4月17日付で実験結果をプレスリリースしております。
エタノールと市販されているハンドソープや合成洗剤などを対象に行った実験です。
エタノールについての試験結果は↓
・試験系評価のために実施したエタノールについても試験結果を開示した。
水道水で濃度を調整した 10%、30%、50%、70%、90%のエタノールの不活化効果。
接触時間:1 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノール
接触時間:10 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノールまとめ
エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能だと考えられた。
→全文はこちら
最低1分間エタノールを蒸発させない状況ならば50%でも効果があるというのはかなり助かりますよね。一般人の人にとってはエタノールなど本当に手に入りずらいですからね。
でも消毒用エタノールが手に入った場合はわざわざ希釈する必要がない濃度で販売してくれているのでそのまま使った方が楽なのでそのまま使用する方が間違いないと思います。
間違えて薄めすぎたときに無水エタノールより濃度調節が面倒くさいですからね。
無水エタノール消毒液作り方
無水エタノールを購入した際の希釈濃度について!
無水エタノールは99.5%のアルコールが入っていますので、消毒用エタノールの濃度(76.9~81.4Vol%)くらいに希釈するには・・・
無水エタノールorエタノール4:精製水1の割合になります。
100ミリ容器の場合・・・
無水エタノールorエタノール80ミリ:精製水20ミリ
300ミリ容器の場合・・・
無水エタノールorエタノール240ミリ:精製水60ミリ
500ミリ容器の場合・・・
無水エタノールorエタノール400ミリ:精製水100ミリ
といった感じになります。
おおよそエタノールが80%程度含まれた消毒液が作れます!
アロマなどの香りをプラスしたい場合は・・・
無水エタノールにアロマを先に垂らしてなじませた後に精製水を加えてよく混ぜます。
ただし、アロマ(精油)の量は最大でも1%までとします。
(成人使用の場合:目安100ミリで20滴まで!)
※現時点ではアロマ(精油)はコロナウィルスに有効なアロマ(精油)はありませんので、リラックスやリフレッシュ目的などでの使用です。
ドアノブなどに使用するさいは見えない箇所で試して変化が起きないか・手指などに使用する際もいきなり1%濃度にせずに薄めの濃度から試してからご使用ください。
エタノール消毒液作り方(濃度・希釈)とエタノール容器について!:エタノール使用可能な容器は?
一100均や通販などで良く売られているのがPET・PP・PE素材の容器になりますよね。
PP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)の2つになります。
PET(ポリエチレンテレフタレート)の容器は多く売られていて、通販サイトなどでも安価な値段で見かけますし、アルコール対応などと記載されて売られていたりもいます。
ですが、基本的にはPET容器はアルコールを入れておくと溶けたり穴が開いたりしてしまいます。
100均でもほとんど欠品続きですが、通常ならアルコール対応の容器も売られていたりします。
アルコール対応と書かれていないようきは裏面を確認すると【PET】の記載があります。
今のご時世中々アルコール対応容器が売られていません。
アロマクラフトを作って保管する遮光瓶も使用できますが、こちらも売り切れが多いですが視野に入れておくとたまーに入荷されていたりしますよ!
楽天のサイトやアロマを売っているようなお店で購入可能です!
生活の木・オレンジフラワー・カフェドサボン・マンデイムーンなどです。
エタノール消毒液作り方(濃度・希釈)とエタノール容器について!:まとめ
さて、なかなか入手困難なエタノールですが早くマスクのようにもう少し手に入るようになればいいですが、こちらも医療関係に優先的に配布されるものですし、医療関係の現場にまず優先的に届けなければいけないものです。
一般人の私たちは手に入らなければやはり手洗いを入念に行い防止していくのが一番です。
むやみやたらに買いだめすることなく、必要な分だけ購入して必要な現場に必要なだけ届けてほしいものですよね。
今回も最後までご覧くださいましてありがとうございました。